トラクターを高く売る
6つのポイント!
おすすめの業者もご紹介!

買い替えに伴い不要になったトラクターや実家の倉庫で眠っているトラクターを処分するときに気になるのが、「どうやったらトラクターは高く売れるのか?」という点かと思います。

これまでは地元の農機具店やJA(農協)に下取りを出すことが一般的でしたが、農機具の買取を専門にしている農機具買取業者に買取を依頼すれば想像よりも高い金額で売れることが多くあります。

高い価格で売却することができれば、新しいトラクターの購入資金に充てたり、その他の農業機械を購入したり、ちょっとした臨時収入になることが期待できます。しかし、どうすれば高く売れるのか、どの業者を選べばよいのか、初めての方にはわかりづらい点も多いでしょう。

本記事では、トラクターを高額で買い取ってもらうためのポイントや信頼できる買取業者、トラクターの買取相場についても詳しく解説します。初めてトラクターを売る方も、以前に売ったことがある方も、より良い条件での買取を実現するために参考にしていただければと思います。

トラクターの買取は買取業者がおすすめ

トラクターは、耕運や代かき作業だけでなくアタッチメントを付けることで草刈り・肥料散布・播種・除草など様々な場面に用いる農作業において不可欠な機械です。

そんなトラクターですが、「新しいトラクターを購入したためこれまで使っていたトラクターが不要になった」、「昔は使っていたけどもう使わなくなったトラクターが倉庫に眠っている」、「実家が農業を辞めることにともないトラクターを使わなくなった」などトラクターを処分する機会は少なくありません。

トラクターは新品で購入したときは数百万円程度する高額なもののため、使わずに倉庫に置きっぱなしにするのはとてももったいないことです。日本のトラクターは古いものであっても海外でとても人気があるもののため、中古では想像よりもかなり高い金額で取引がされています。

そこで今回はトラクターを高額で買い取ってもらうためのポイントや、高価買取が期待でき信頼できるおすすめの買取業者の紹介、トラクターの買取相場について詳しく解説します。

農機具店やJAではなく買取業者に依頼

トラクターを処分するにあたり、多くの人が最初に考える選択肢としては、これまでお付き合いのある地元の農機具店やJA(農業協同組合)に下取りを依頼する方法かと思います。

しかし、農機具店やJAの下取りでは高額な買取はあまり期待できない傾向にあります。農機具店やJAは新車販売を得意分野にしており、古い中古のトラクターの販路をそこまで持ち合わせてないため、下取り価格も安くなってしまい、値段が付かず無料での引き取りとなってしまうケースも。

一方で、中古農機具の買取を専門に行う農機具買取業者が近年増加しています。これらの買取業者は新車ではなく中古を専門にしているため、以下の点から高価買取が期待できます。

  1. 専門性:買取業者は中古トラクターを専門に取り扱っているため、中古トラクターの市場価格や海外を含む機種ごとの需要を把握しているため、適正かつ高額な価格での買取が期待できます。
  2. 競争性:近年買取業者の数は増えてきており、それに伴い価格競争が働きやすく査定価格は高額になっています。査定の依頼をする際は一社にだけお願いするのではなく複数社に依頼して相見積もりを取ることで高額な査定が期待できます。
  3. 取引の迅速さ:買取業者は数多くの農機具の査定・買取を行なっているため、査定から買取までの流れを体系化しているため、手間なく迅速に取引を進めることができます。早い業者では査定の依頼から即日で買取まで行えることもあります。

以上の点から、トラクターの買取には買取業者を利用することが一般的におすすめです。高い価格でトラクターを売却することができれば、新しいトラクター購入資金や他の農機具の購入費用に活用することができるでしょう。

査定〜買取までの流れ

一般的にトラクターの買取は以下のプロセスで進みます。各ステップについて詳しく解説します。

  1. 買取業者の選定:まずはどの買取業者に依頼するかを決める必要があります。インターネットでの口コミや評価、取扱商材、対応エリアなどを考慮に入れて業者を選びましょう。また、業者ごとに得意としているトラクターの種類・年式・馬力帯がありますので、それもチェックポイントです。
  2. 無料査定の依頼:選んだ買取業者に対して無料査定を依頼します。多くの業者ではネット上から簡単に査定の依頼ができ、大まかな価格帯を知ることができます。査定依頼は一社だけでなく、複数社に行うことでより高額な買取を目指せます。
  3. 訪問査定・現車確認:概算見積もりに納得できた場合は現車確認をするために業者が訪問します。この際、トラクターの使用状況、メンテナンス履歴、アタッチメントの有無などが詳しく確認されます。ここで正確な情報を提供することで、より高い査定額が期待できます。
  4. トラクターの引き取り:査定後、買取価格に納得したらトラクターの引き取りに移ります。引取日や陸送方法(自分で運ぶ、業者が回収に来るなど)は業者と相談して決定します。
  5. 代金の支払い:代金の支払いはトラクターの引取時、または、トラクターを業者が引き取った後に後払いで支払われます。支払い方法は業者によって異なる場合がありますが、現金・銀行振込が一般的です。

このプロセスは多くの買取業者で共通していますが、査定基準や価格は業者によって異なるため、事前に業者ごとに流れを確認することや複数業者での査定がおすすめです。

査定から買取までの流れを理解して、計画的に進めることで、トラクターを高額で買い取ってもらうチャンスが広がります。事前に丁寧に把握しておくことで売却後のトラブルを避け、スムーズな買取が可能になります。

トラクターの買取価格の相場

トラクターの買取価格に影響する要素は多数ありますが、特に年式、メーカー、使用時間、馬力が大きな影響を与えます。以下では、これらの要素を中心に買取価格の相場について詳しく解説していきます。

価格相場
  1. 年式:一般的に新しい年式のトラクターほど買取価格が高くなります。新しいものは最新の技術が採用されている可能性が高く、故障のリスクも少ないためです。しかし、古いトラクターでも海外では根強い需要があるため想像よりも高い金額が付く場合があります。40年前のトラクターでも10万円程度の値段がつくことは十分にあります。
  2. メーカー:新しいトラクターであればどのメーカーのものでも人気がありますが、古いトラクターでは特にクボタ・ヤンマーのトラクターが人気があります。古いトラクターは東南アジアなどの海外に輸出されることが多く、海外ではクボタ・ヤンマーのネームバリューが強く、ブランド価値があるため高額で買い取られることが多いです。国内メーカーのトラクターは性能はもちろんのこと、耐久性が高く評価されています。
  3. 使用時間:同じトラクターでも使用時間が短ければ短いほど価値が高いと考えられています。使用時間の目安としては、馬力×100時間と言われており、例えば20馬力のトラクターであれば2,000時間程度使っていればそろそろ寿命だなと判断されます。数百時間台であれば大きく値段が下がることはありませんが、1000時間を超えてくると査定額は大きく下がる傾向にあります。アワーメーター1000hというのは、車でいう10万キロ走行のようなものですので、どうしても中古価格が下がってしまいます。
  4. 馬力:馬力が大きいトラクターの方が高い金額が付きます。馬力が大きいトラクターはそれだけ大きな作業機をアタッチメントとして付けられるため作業効率が上がるほか、様々な種類のアタッチメントをつけることができます。ただ、ハウス栽培や小規模農家の方に向けて小型のトラクターの人気も底堅くあるため、馬力が小さくても大きく値段が下がるというわけでは必ずしもありません。

実際のトラクターの査定はこれらの要素を踏まえて総合的に行われる形となります。具体的な相場としてはトラクターは数万円〜数百万円の買取とかなり幅が広い買取相場となっています。

二駆(2W)の古いトラクターであれば数万円程度となることが多いですが、古いトラクターでも四駆(4W)であれば数万円〜数十万円程度の値段がつくことは珍しくありません。

特にクボタやヤンマーの古いトラクターであれば想像より高い金額での買取が期待できることは少なくありません。地元の農機具店やJAで値段が付かなかったトラクターでも農機具買取業社では値段がそれなりにつくことが多いです。

また、アタッチメント付きのトラクターやアタッチメント単体での買取も期待できます。ロータリーはトラクターと一体で査定されることが多いですが、フロントローダーやハロー、フレールモア、ブロードキャスター、ライムソワーなどのアタッチメントがあればプラスでの査定が期待できます。

高く売るための6つのポイント

トラクターの買取価格を最大限に引き上げるためには、いくつかのポイントを踏まえる必要があります。以下で、高く売るための6つのポイントを詳しく解説します。

ポイント

キレイに掃除をする

査定にあたってトラクターの第一印象は非常に重要です。外観がキレイなものはもちろん、キャビン付きのトラクターはキャビンの中も綺麗に掃除をしておきましょう。外装や内装が綺麗だと丁寧に使用されてきたと査定士は判断するため、査定額が上がることが多いです。

また、泥や油、錆などがついていると、それだけで査定額は下がりがちです。面倒ではありますが一手間かけてトラクターを丁寧に掃除してから査定の依頼をすることで、査定士の印象も良くなり、買取価格にプラスになるでしょう。

エンジンを定期的に動かす

長期間エンジンを動かさずに放置すると、バッテリーが上がってしまいエンジンがかからなくなってしまいます。また燃料が劣化してしまいエンジンや燃料タンクにダメージを与えてしまうことになります。

エンジンがかからない状態では適切な査定が行えず査定額が大幅に下がりません。査定士はバッテリージャンプを持参することでバッテリーが上がっていてもエンジンはかけられますが、印象はあまり良くありません。もしバッテリーが上がっている場合は、訪問査定の前に伝えるようにしましょう。

屋根があるところで保管する

トラクターは大きく保管場所に困られる方も多いと思いますが、雨風や直射日光が当たる場所で保管しておくと、サビが発生して外装がボロボロになったり、塗装が禿げてしまうことにつながります。

査定にあたっては外装の状態は重要な判断材料のため、屋根がある倉庫にしっかりと保管するのがおすすめです。また、最近はトラクターの盗難も増えているため、野晒しで置いておくのは盗難リスクにもつながります。

不要になったら早めに売却する

トラクターは新しいモデルが出ると古いモデルの価格は徐々に下がっていきます。必要がなくなった段階で早めに売却することで、より高い価格での買取が期待できます。

いつか使うかもしれないと手元に置いておきたい気持ちも分かりますが、できるだけ早く売却するのが高価買取のためには重要です。

プラスポイントは事前に伝える

アタッチメントの付属や、最近のメンテナンス歴など査定のプラス要素になる点はしっかりアピールするようにしましょう。クローラのトラクターであればクローラを新品に交換したことや、純正ロータリーではなくニプロやコバシのロータリーを付けているなど、できるだけ高く買い取ってもらいたい場合は事前に伝えておくのが重要です。

複数の業者に依頼する

最後のポイントは、複数の業者に査定を依頼することです。一つの業者だけに依頼すると、その業者の提示する価格が適正かどうか判断が難しくなります。複数の業者に依頼することで、各業者の価格を比較でき、最も高い価格を提示してくれる業者を選ぶことができます。

以上が、トラクターを高く売るための6つのポイントです。これらを全てクリアする必要はありませんが、できるだけ多くのポイントを押さえて、買取業者との交渉に臨むことが推奨されます。

特に、トラクターの状態を良く保ち、そのプラスポイントをしっかりとアピールすることで、買取価格を大幅に引き上げる可能性があります。お得に、かつスムーズに買取を進めるためにも、これらのポイントはぜひとも参考にしてください。

おすすめのトラクター買取業者

トラクターを売る際には、高い価格で買い取ってくれることはもちろん、安心した取引ができる買取業者を選ぶことが重要です。

ここでは、高評価で知られている5つの買取業者を紹介します。

クロバト農機買取

クロバト農機買取トップページ

クロバト農機買取は、全国対応で知られている買取専門業者です。多種多様な農機具を取り扱っており、特にトラクターの買取に力を入れています。

ネット完結で簡単に査定の依頼をすることができ、高価買取はもちろん、安心できる丁寧な対応でも評価が高い業者です。査定から買取までを最短で即日で済ませることができ、迅速な査定も魅力的な業者です。

「クロバト農機具販売」という屋号で中古農機具の販売も行っており、買取〜販売まで一気通貫して自社で行なっている点もポイントです。

クロバト農機買取でトラクターを査定する

農機具ひろば

農機具ひろばトップページ

農機具ひろばは、中古農機具の販売も手がけているため、中古トラクターの市場価格をよく理解しており、市場価格に沿った適切な買取価格を提示してくれるのが特長です。

査定は他社と同様にもちろん無料で行っており、農機具専門のスタッフが丁寧に対応をしてくれます。農機具のことならどんなことでも丁寧に回答してくれるとおすすめの口コミも多く挙がっています。

農機具ひろばでトラクターを査定する

農機具王

農機具王トップページ

農機具王は、全国に複数の店舗を展開しており、迅速に訪問査定を行なってくれるのがポイントです。

あらゆる農機具を取り扱っておりますが、大型のトラクターや新しく高額なトラクターも得意にしており、そのようなトラクターを高額で買い取ってくれると評判です。アタッチメントやオプションもしっかりと高く評価してくれる点が特長で自社での陸送も行っているため安心して取引することができます。

農機具王でトラクターを査定する

農機具高く売れるドットコム

農機具高く売れるドットコムトップページ

農機具高く売れるドットコムは上場企業のマーケットエンタープライズが運営する農機具買取サービスです。農機具に関する専門的な知識に基づいた査定が行われ、多くのケースで満足のいく買取価格が提示されていると評判です。

オンラインで簡単に査定申し込みができ、その後、専門の査定士が出張してきて詳細な査定を行います。この手軽さと高額買取が可能な点が、この業者の大きな特長と言えるでしょう。

高く売れる.comでトラクターを査定する

あぐり家

あぐり家トップページ

あぐり家は、地域社会とのつながりを大切にしている業者です。そのため、地域密着型であり、顧客との信頼関係を大切にしています。スタッフが丁寧な対応をしてくれるため、初めてトラクターを売る方でも安心です。

あぐり家でトラクターを査定する

以上がおすすめの買取業者5選です。各業者にはそれぞれ特色がありますので、自分のトラクターの状態や希望に最も合った業者を選びましょう。

そして、前章で述べた「高く売るためのポイント」を参考にしていただき、高価買取をぜひ目指していただければと思います。

農機具買取でよくある質問

Qトラクターの一般的な買取価格は?
Aトラクターの買取価格は、様々な要因によって変動します。年式、メーカー、モデル、使用時間などを総合的に勘案した上で決定されます。数万円〜数百万円と幅が広いためまずは買取業者に査定依頼をしてみるのがおすすめです。
Q査定はどれくらいの時間がかかりますか?
A一般的には30分から1時間程度を見ておくとよいでしょう。また、オンラインでの簡易査定ならば数分で結果が出ることもあります。
Qどうして買取業者に売る方が地元の農機具店やJAよりも良いのですか?
A買取業者は中古トラクターの市場価格をしっかりと把握しており、専門の販路を持っているため、高額での買取が期待できます。地元の農機具店やJAは新車販売が主なビジネスであり、中古トラクターに対する買取価格が低い傾向にあります。
Q壊れている、または古いトラクターでも買い取ってもらえますか?
A古いトラクターはもちろん、不動車や壊れているトラクターでも日本のトラクターは海外で根強い人気があるため、一定の査定額がつくことが多いです。値段が付かないだろうと諦めているトラクターでも予想以上の値段がつくことがあるため、諦めずに査定依頼をぜひしてみてください。
Q複数の買取業者に査定を依頼するメリットは?
A複数の業者に査定を依頼することで、それぞれの査定額を比較できます。これにより、最も高い価格で買取してもらえる業者を選ぶことが可能です。また、複数の業者から査定額を得られれば、交渉材料としても使えます。

まとめ

トラクターを高額で買い取ってもらうためのポイントや信頼できる買取業者、トラクターの買取相場について本記事では詳しく解説してきました。

トラクターの査定から買取は比較的短期間で簡単に行うことができますが、高価買取を実現するためには査定の前にやるべきことが多いです。高価買取が期待できる業者を見つけることはもちろん、査定をする前にトラクターの掃除をすることも重要です。

「高く売るための6つのポイント」では、トラクターの掃除や定期的なエンジンの動作、適切な保管場所の選定など、買取価格に影響を与える可能性のある要素について触れました。これらのポイントをしっかりと押さえて、準備を進めることが求められます。

また、買取業者の選び方についても詳しく説明しました。クロバト農機買取、農機具ひろば、農機具王、農機具高く売れるドットコム、あぐり家など、各業者が提供するサービスと特徴を比較することで、自分のトラクターに最適な買取業者を見つけることができます。

トラクターの買取は慎重な準備と情報収集が必要です。特に、複数の買取業者に査定を依頼することで、より高い買取価格を引き出すチャンスが広がります。このガイドが、トラクター買取に関する疑問を解消し、最適な選択をする一助となれば幸いです。