エレクトーンってどんな楽器?代表機種の購入価格や中古・レンタルの場合なども合わせて紹介

エレクトーンはなんとなく知っているけれど、ピアノやオルガンとはどう違うのかがよくわからないという方もいるのではないでしょうか。エレクトーンとはどんな楽器なのか、代表機種やその特徴、価格などをご紹介します。

エレクトーンとは

エレクトーンとは、ヤマハが製造・販売している電子鍵盤楽器のことです。1959年に初めて製造されたまだ新しい楽器で、上鍵盤と下鍵盤、ペダル鍵盤の3つの鍵盤があります。
上鍵盤は右手でメロディーを弾き、下鍵盤では左手で伴奏を、ペダル鍵盤でベースを演奏するのが基本的な弾き方で、幅広い演奏を行うことができる独特の楽器といえるでしょう。ピアノや弦楽器、打楽器、電子音などさまざまな楽器の音やリズム、さらに音の組み合わせをそれぞれの鍵盤に設定でき、異なる楽器を同時に弾いているような演奏を楽しむこともできます。

エレクトーンを英語で伝えたいときは?

「エレクトーン(Electone)」はヤマハが作った電子オルガンの一種です。electronicとtoneを合わせて作られた商品名なので、実際には英語でも「エレクトーン」が正しい呼び方といえます。ただし、日本のヤマハ社製のエレクトーンは海外の方が知らない場合もあるかもしれません。エレクトーンではなんのことか相手に伝わらない時には、「エレクトロニックオルガン(electronic organ」)」というと伝わるでしょう。

エレクトーンの仕組み

エレクトーンは電子楽器の一種です。多様な楽器の音を3段の鍵盤に割り振りできたり、鍵盤に搭載されたセンサーでタッチによる音の変化を出せる仕組みになっています。特にエレクトーンのタッチはピアノとも異なる独特のものなので、慣れるまでは難しいかもしれません。エレクトーンには鍵盤を弾く時の最初のイニシャルタッチと持続的に鍵盤を押すアフタータッチがあり、タッチの速さや押し込みで音色の明るさや音量を調節できます。機種によっては、さらに鍵盤を横に動かすことで音を変えることも可能です。

エレクトーンの値段はいくら?

エレクトーンは18万~158万円程で購入できます。シンプルな性能の機種は低価格で購入できますが、高性能なものになるほど価格が高額になります。グレードの高い機種では、主に音やリズムの組み合わせを利用できる「レジストレーション」メニューが多く、ペダル・鍵盤の性能が高くなるでしょう。

代表機種のヤマハ・ステージアシリーズ(ELSシリーズ)

エレクトーンの代表機種といわれているのがヤマハ・ステージアシリーズです。2014年にELS-01からモデルチェンジしたELS-02シリーズが現在の主流で、アコースティック楽器の音が自然に表現できる「スーパーアーティキュレーションボイス」が新しく搭載され、レジストレーションメニューも増加しています。

ELS-02

ELS-02は販売価格65万円のステージアのスタンダードモデルです。自然な音を再現できる高品質な発音が可能で、最新の音楽から民族音楽まで幅広い音色やリズムを取り入れて設定できる機能が搭載されています。ELS-01シリーズで作成したレジストレーションや演奏データの再現もできるので、買い替えにも向いているでしょう。
7インチの大型液晶タッチパネルと、データコントロールダイアルによる簡単な操作性も魅力。ユニットを交換・追加するとカスタムモデルやプロフェッショナルモデルへのグレードアップも可能です。

ELB-02

ステージアのベーシックモデルがELB-02です。子どもにも使いやすいコンパクトサイズに18万円のリーズナブルな価格でエレクトーン初心者にもおすすめのモデルです。音色やリズムが合計601種類も備わっているため、曲のイメージに合わせて音色を設定し、幅広い演奏ができるでしょう。
作成した音楽データはELSシリーズで再生でき、データ変換も可能です。音楽教室でも多く使用されるモデルで、練習用としても適しています。

エレクトーンを中古で購入するといくらぐらいになる?

エレクトーンは高額なので、できるだけ購入費用を抑えたいという場合には、安価で購入できる中古品がおすすめです。中古のエレクトーンは、型番や年式、販売店にもよりますが、約6万円~で購入できるでしょう。

ELS-02

ELS-02は中古でも販売価格は約50万円の価格で売られています。2014年に誕生してから現在も販売中の現行モデルです。中古でもまだ製造から数年程度のものばかりのため、販売価格は新品から大幅には値が下がっていません。

ELB-02

ELB-02は新型ベーシックモデルとして2016年に発売された機種です。新品販売価格は18万円ですが、中古でも年式がそれほど古くないものが多く、約14万円の価格で購入することができるでしょう。

ELS-01

ELS-01は旧型のステージアスタンダードモデルです。年式は古くなりますが、現行モデルよりもかなり低価格の約20万円で購入できるでしょう。スタンダードモデルでリーズナブルにエレクトーンを買いたいという場合におすすめです。

ELB-01

ELB-01はELB-02の旧モデルです。中古では約6万円の価格で購入できます。シンプルで基本的な機能を搭載、演奏しやすいエントリーモデルなので、エレクトーンを始めたばかりでリーズナブルなモデルを買いたいという場合に適しているでしょう。

その他過去のELシリーズ

過去のELシリーズには、ステージアのスタンダードモデルよりもグレードの高いカスタムモデル「ELS-01C」が中古では約30万円で販売されています。また、USBフラッシュメモリーの性能をアップさせたタイプUは、スタンダードモデルtypeUの「ELS-01U」が約25万円、カスタムモデルtypeU「ELS-01CU」が約40万円で購入できるでしょう。また、コンパクトで持ち運びに便利なELC-02の中古品は、約40万円で販売されています。

ELB-02などのエレクトーンはレンタルして利用することも可能

エレクトーンの販売店には、レンタルを行っている店もあります。新品販売価格18万円のELB-02の場合、毎月4千円程度でレンタルすることが可能なので、エレクトーンを始めたばかりの時に試しに6ヶ月レンタルするという使い方もできるでしょう。
4千円で6ヶ月レンタルした場合、2万4千円+送料(約1万2千円×往復)、合計で4万8千円(税抜き)の費用がかかり、購入時よりもかなり費用を抑えられます。新品を購入してもすぐ買い替えが必要かもしれないなど、練習用のエレクトーン購入を迷っている場合にはまずレンタルを利用してもいいでしょう。ELS-02Cなどグレードが高いモデルはイベントで使うための短期間レンタルが一般的で、1回1万5千円~の価格(送料別)でレンタルができます。

子供だけなく大人でも楽しめるエレクトーン教室

エレクトーンは両腕と足を使った独特の弾き方をするため、正しい弾き方はエレクトーン教室で学ぶのがおすすめです。エレクトーン教室には子供だけでなく大人が音楽を楽しめるように、大人のレッスンコースも用意されています。初めてエレクトーンを弾く方から以前弾いていたことがある経験者の方まで、楽しみながらエレクトーンを使いこなすための知識を学び、演奏技術を高めることができるでしょう。

月謝は大人も子供も月額7000円前後から

ヤマハのエレクトーン教室は、月3回の基本的なコースを月額7000円(税抜き)前後のレッスン料から受講することができます。個人レッスンの授業時間は1回30分、グループレッスンは1回60分が一般的です。別途入会金・施設費・テキスト代がかかり、教室ごとに料金は異なるので、申し込みを考えている教室で費用の詳細を確認しましょう。

日本全国に存在する音楽レッスンの教室

ヤマハ音楽振興会によるヤマハ音楽教室は、誕生してから現在まで半世紀以上の年月が経っています。音楽教室は北海道から沖縄まで日本全国に存在し、日本以外の教室も合わせると全世界で55万人の方が利用しているため、知っている方も多いのではないでしょうか。直営の音楽センターや全国の楽器販売店など多くの教室では、子どもから大人まで幅広い世代の方が楽しみながら音楽を学んでいます。

エレクトーンの楽譜やデータはヤマハのサイトで購入可能

エレクトーンを弾く時には、演奏する曲の楽譜やMIDIデータ、レジストデータなどを利用します。曲の演奏方法がかかれている楽譜や、楽器の演奏データMIDI、音色やリズムを追加するレジストデータは、新しい楽曲を覚えて練習するために欠かせません。これらのデータはヤマハのサイトで購入できますが、著作権のプロテクトがかけられているため、専用のソフト「ミュージックソフトダウンローダー」などを使用してUSBメモリーにデータを入れる必要があります。

購入できるもの1・楽譜

楽譜は、国内楽譜や輸入楽譜を「ヤマハミュージックWeb Shop」で購入できます。クラシックからポップスまで、12万点以上ある楽譜が揃う日本最大級のショップです。エレクトーンの楽譜は、自分のステップに合う難易度や対応機種から好きな曲の楽譜を選びましょう。在庫がある楽譜の購入時には「通常翌営業日出荷」が可能ですが、国内楽譜オンデマンド商品や海外発注商品は発注から届くまでに何週間もかかるので注文時期には注意しましょう。

購入できるもの2・MIDIデータ

MIDIデータとは、電子楽器で演奏した楽器のデータや音楽データのことです。MIDIデータに対応している電子楽器では、MIDIデータを利用すれば演奏時の楽器の弾き方を簡単に確認できます。また、必要な楽器の音楽データだけを再生させたり、遅いテンポで再生して苦手な部分を練習したりなど便利に活用できるでしょう。「ヤマハミュージックデータショップ」でMIDIを購入して「ミッドラジオプレーヤ」ソフトをUSBメモリーなどに入れて使用します。

購入できるもの3・レジストデータ

レジストデータは、エレクトーンを演奏するために必要な音色・リズムのことです。演奏する曲によって使う音色が異なるので、楽譜などと一緒に必要なデータを購入する必要があるでしょう。ステージア曲集や月刊エレクトーンの楽譜などに対応したレジストデータを「ヤマハミュージックデータショップ」で購入でき、専用ソフト「ミュージックソフトダウンローダー」でUSBメモリーに移して使用することが可能です。

いらなくなったエレクトーンは買取を依頼しよう

エレクトーンは人気の電子鍵盤楽器です。そのため旧モデルでも高額買取してもらえる場合があるかもしれません。もしもご自宅にいらなくなったエレクトーンがある場合には、そのまま置いておくのではなく買取を依頼するのがおすすめです。

古い機種であっても処分するよりお得に済む可能性がある

古いエレクトーンを処分したいと思っても、エレクトーンは大きい電気機器のため自治体のゴミに出すことができないケースが多いでしょう。エレクトーンを処分するためには民間の業者に依頼することになり、高いところでは処分料が2万円程かかる場合もあります。ところが、エレクトーンは旧型でも年式やモデル、状態によっては10万円以上の価格で売れたり、古い機種でも買取りされることが多いため、お金を払って処分するより買取を依頼する方がずっとお得です。

一括査定を利用することでより高い金額で売ることができる

エレクトーンの買取額は、買取をしている業者によって異なります。例えばステージアのスタンダードモデルの旧タイプELS-01の場合、買取額が約10万円の業者もあれば5万円を切る業者もあります。愛着のあるエレクトーンはできれば高い金額で売りたいと思う方も多いのではないでしょうか。どこの業者なら高く売れるのかあちこちの業者に確認するのは大変ですが、一括査定を利用すれば一度にたくさんの業者の査定額を確認できます。少しでも高くエレクトーンを手放すためにも、便利な一括査定を利用してみましょう。

ピアノ買取業者の比較!おすすめの査定方法や代表的なピアノの買取相場もご紹介